TCDとAVL、モデルベース開発分野で協業し、クラス最高の車両性能とドライバーの満足度を実現
オーストリア、グラーツ、2022年2月:AVLは株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(以下TCD社)にモデルベース車両開発分野のパートナーとして選定されました。このパートナーシップにより、バーチャル車両によるコンセプト定義、Driver-in-the-Loop (DiL)、モデルベース適合および試験などの最先端技術の導入が可能となり、開発プロセスにおける効率と品質向上を推進します。
2016年に始まった協業は、信頼できる長期的な実のあるパートナーシップへと絶えず進化してきました。開発プロセスのバーチャル化を最大限に活用し、クラス最高の運転性能を実現するという目標を常に念頭に置きながら、協業の領域は今も拡大しています。「AVLの車両シミュレーションツールAVL VSM™、最先端の解析技術と可視化ツール、そして共同開発した手法を用いることで、クラス最高の走行特性と開発プロセスのデジタル化を実現することができました。」と、TCD 研究開発部 部長 湯地 浩志氏は述べています。
AVLのVirtual Vehicle and Energy Management部門の責任者であるMario Oswaldは、次のように付け加えています。「TCD社の車両開発をサポートする機会をいただき、大変光栄です。両社の力を組み合わせて限界を押し広げることで、コラボレーションを成功に導くことができるのです。」
AVLについて
AVLは、11,000人以上の従業員を擁し、自動車産業をはじめとするさまざまな分野で開発、シミュレーション、試験を行う世界最大の独立系企業です。パイオニア精神に基づき、将来のモビリティのトレンドを形成するコンセプト、ソリューション、メソドロジーを提供しています。AVLは、ハイブリッドからバッテリー電気車両、燃料電池まで、すべてのアプリケーションにマルチエネルギーキャリア戦略を適用することで、CO2を効果的に削減する革新的で経済的な技術を生み出しています。AVLは、構想段階から量産に至るまで、開発プロセス全体を通してお客様をサポートしています。AVLは、スマート・コネクテッドモビリティのビジョンを加速するために、ADAS(先進支援運転システム)、自動運転、デジタル化の分野で必要とされる技術力を確立しています。
AVLの情熱はイノベーションです。AVLは、世界26カ国に広がるエクスパートの国際的なネットワークと、世界各地にある45の技術センターおよびエンジニアリングセンターとともに、環境に優しい未来のために持続可能なモビリティのトレンドを推進しています。2020年、AVLは17億ユーロの売上高を達成し、そのうちの12%を研究開発活動に投資しています。
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TCD社について
TCDの使命は、クルマを中心としたお客様のライフスタイルにぴったりと寄り添い、日々の生活をより楽しくする、空力・足回り・外装・内装部品、そして優れた機能を持つ完成車を開発・販売することです。
トヨタ自動車株式会社との密接な連携により、TCDは市場動向を見据えた製品開発を実現しています。また、販売、企画、設計、開発、購買、生産、据付、品質およびアフターサービスを一体化した独自の組織により、TCDはトヨタの全国ディーラー網を通じて、お客様のニーズにあったワクワクするような商品を販売しています。
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お問い合わせ
Markus Tomaschitz, Company Spokesperson AVL
Tel +43 664 100 0289
E-mail: Markus.Tomaschitz@avl.com
約12,200人の従業員を擁するAVLは、自動車業界をはじめ、鉄道、船舶、エネルギーなどの分野における開発とシミュレーション、試験を行うモビリティテクノロジーのリーディングカンパニーです。独自の広範な研究活動に基づき、より環境に優しく、安全・安心で快適なモビリティ社会の実現に向けて、コンセプトやソリューション、方法論を提供しています。
AVLは、国際的なパートナーや顧客の持続可能なデジタル変革を支援しています。特に、電動化、ソフトウェア、AI(人工知能)、オートメーションの分野に重点を置いています。さらにAVLは、エネルギー集約型セクターが、より環境に優しく効率的なエネルギー生成・供給を実現できるように支援しています。
AVLでは、情熱がイノベーションを促進しています。世界各国に90か所以上の拠点と50か所のテクニカルセンター/エンジニアリングセンターを展開し、新しいモビリティ社会を実現するためにお客様をサポートしています。2023年は20.5億ユーロの売上高を達成、そのうち10%をイノベーションの加速に向けた研究開発活動に投資しています。