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AVLとレッドブル・アドバンスト・ テクノロジーズ、軽量・超高出力密度の 燃料電池技術の開発で技術提携

モータースポーツおよび航空業界向けの軽量燃料電池ソリューション

VL and Red Bull Advanced Technologies join forces
  • AVLとレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズが次世代の軽量燃料電池技術の開発で技術提携
  • 超高出力密度と軽量設計、従来の燃料電池システムから3分の2に軽量化
  • 高性能自動車、モータースポーツ、航空業界への持続可能な水素推進システムの応用を促進

モビリティテクノロジー企業のAVLは、レッドブル・レーシング・グループの高性能部門であるレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズと業務提携し、次世代の超高出力密度の燃料電池技術を開発します。軽量化ソリューションにより従来の燃料電池システムから3分の2の軽量化を実現し、高性能自動車やモータースポーツ、航空産業における炭素排出量実質ゼロを目指します。

2024年4月、オーストリア・グラーツ/英国・ミルトンキーンズ: このコラボレーションは、AVLの業界をリードするPEM(高分子電解質膜)燃料電池技術のポートフォリオと、レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズの軽量設計、構造、空気力学における卓越した技術と新しい方法論を組み合わせています。現在世界中で利用可能な燃料電池システムを超える高性能アプリケーション向けの燃料電池システムを提供することが期待されています。共同調査では、正常に完成すれば、スタックレベルで6kW/kg、燃料電池システム・レベルで2kW/kgという重量出力密度の劇的な向上が達成できることが分かっています。この技術は、世界最高の重量出力密度を持つPEM燃料電池システムを実現する可能性を秘めています。

達成されるソリューションは、ネットゼロカーボン技術革新における重要なマイルストーンとなり、航空宇宙、将来のモータースポーツシリーズ、その他多数の最大積載量アプリケーションなどの分野で、水素モビリティに必要な出力密度数値を実現できるようになります。

レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズ テクニカルディレクター ロブ・グレイ氏のコメント: 「燃料電池の出力密度を高め、パフォーマンスを向上させるためにAVLと協力できることをうれしく思います。現実世界の問題を解決する上で、F1にインスピレーションを得た最先端のエンジニアリングを応用することは、非常に有益であると考えています」。

AVL バイスプレジデント ユルゲン・レヒベルガーのコメント: 「レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズと協業できることを大変誇りに思います。このパートナーシップより、両社の専門家の知識と経験が結合して、燃料電池技術の重量出力密度を3倍向上させ、航空やレースなどの高性能アプリケーションの要件を満たすことができると考えています」。

12,200人の従業員を擁するAVLは、自動車業界をはじめ、鉄道、船舶、エネルギーなどの分野における開発とシミュレーション、試験を行うモビリティテクノロジーのリーディングカンパニーです。独自の広範な研究活動に基づき、より環境に優しく、安全・安心で快適なモビリティ社会の実現に向けて、コンセプトやソリューション、方法論を提供しています。

AVLは、国際的なパートナーや顧客の持続可能なデジタル変革を支援しています。特に、電動化、ソフトウェア、AI(人工知能)、オートメーションの分野に重点を置いています。さらにAVLは、エネルギー集約型セクターが、より環境に優しく効率的なエネルギー生成供給を実現できるように支援しています。

AVLでは、情熱がイノベーションを促進しています。世界各国に90か所以上の拠点と50か所のテクニカルセンター/エンジニアリングセンターを展開し、新しいモビリティ社会を実現するためにお客様をサポートしています。2023年は20.5億ユーロの売上高を達成、そのうち10%をイノベーションの加速に向けた研究開発活動に投資しています。

レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは、F1テクノロジーの側面をモータースポーツやより広い世界の課題に応用することを目的に、2014年に設立されました。レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズをテクノロジー・ソリューションのリーディング・コンペティターとして位置づけることを目標に、私たちは非常に多様な産業に卓越したエンジニアリング、デザイン、テクノロジー、シミュレーション、生産能力を提供し、よりスマートで優れた未来の創造に貢献しています。レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズがあれば、人力マシンからハイパーカーまで、そして潜水艇、空飛ぶマシン、未来のモビリティ・ソリューションなど、その間にあるあらゆるものまで、可能性は無限に広がります。

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