AVL、自動車業界においてサステナビリティアワードを受賞

オーストリア・グラーツ、2025年3月28日- AVLは、「テクノロジー - 完全車両」カテゴリーで、「燃料電池技術デモンストレーター・トラック」によりトップに輝きました。この革新的な車両は、重量輸送向けの燃料電池駆動の可能性を示しており、その性能、効率性、持続可能性によって審査員の評価を得ました。審査員のSeidel氏は、「燃料電池デモンストレーターは、燃料電池駆動を備えた持続可能な重量輸送用トラックの一例です。この分野の技術の幅広さを印象的に示しており、貨物輸送における課題に対する有望な答えを提供します」と強調しました。
AVLは、「モビリティコンセプト - ビジネスモデル」カテゴリーでも、商用車向けのサステナブル・テック・センターのコンセプトで受賞しました。この総合的な商用車試験センターは、資源保護の新たな基準を打ち立てています。試験中に発生する熱エネルギーの99%以上を回収できるほか、雨水の収集やブレーキ時のエネルギーを蓄えて再利用する仕組みを備えています。審査員のGutzmer氏は、「AVLは、商用車業界の持続可能な試験手順を革新する総合的な試験センター向けのクローズドシステムを開発しました。このコンセプトに基づくセンターは、オーストリア北部のシュタイアーで4月にオープンします」と説明しました。
「AVLは開発における持続可能性に取り組んでいます。ツールやDVP(設計検証計画)手法がこれに貢献しており、AIを活用することで開発期間を短縮し、試作機の数を削減し、持続可能な試験・開発センターを利用することを可能にしています。 AVLはこれらすべてを、シュタイアーに新設されたテックセンターとそこで開発された燃料電池デモンストレーショントラックで示しています。このトラックは、燃料電池、電動高電圧駆動、インテリジェントで予測的な車両制御、エネルギーマネジメントなど、新技術の課題に対する革新的な解決策を提供しています。」 とAVLのプロダクトラインマネージャーである Rolf Döbereinerは述べています。
1月末までに、乗用車、商用車、マイクロ・アーバンモビリティの分野から30以上のプロジェクトが、車両メーカー、サプライヤー、サービスプロバイダーによって提出され、独立した審査員によって評価されました。AVLは、その革新的なソリューションにより、持続可能な車両技術の分野で再び先駆者としての地位を確立しました。
これらの受賞により、AVLは環境に優しいモビリティソリューションの開発におけるリーダー的役割を果たすべく、自動車業界の未来に重要な推進力を提供してまいります。
© Photo: Zöhre Kurc_ATZlive
f.l.t.r.: Martin Grutsch, Gustav Tuschen, Rene Steinek, Rolf Döbereiner
約12,200人の従業員を擁するAVLは、自動車業界をはじめ、鉄道、船舶、エネルギーなどの分野における開発とシミュレーション、試験を行うモビリティテクノロジーのリーディングカンパニーです。独自の広範な研究活動に基づき、より環境に優しく、安全・安心で快適なモビリティ社会の実現に向けて、コンセプトやソリューション、方法論を提供しています。
AVLは、国際的なパートナーや顧客の持続可能なデジタル変革を支援しています。特に、電動化、ソフトウェア、AI(人工知能)、オートメーションの分野に重点を置いています。さらにAVLは、エネルギー集約型セクターが、より環境に優しく効率的なエネルギー生成・供給を実現できるように支援しています。
AVLでは、情熱がイノベーションを促進しています。世界各国に90か所以上の拠点と50か所のテクニカルセンター/エンジニアリングセンターを展開し、新しいモビリティ社会を実現するためにお客様をサポートしています。2024年は20.3億ユーロの売上高を達成、そのうち11%をイノベーションの加速に向けた研究開発活動に投資しています。




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