ノイズマスキング燃焼機関の廃止により、電動化車両コンセプトにおいてトランスミッションの音響現象が目立つようになりました。ギアやベアリングだけでなく、電動モーターも音の放射に大きな影響を及ぼします。電磁励起は固定子の歯を介して筐体内に伝導し、音として表面に放射されます。マルチボディシミュレーションでは通常、この励起を荷重境界条件としてシミュレーションに導入します。コシミュレーションは著しく計算時間が増える可能性があるため、事前に計算した特性要因図を使用します。
ウェビナーでは、シミュレーション・サポートエンジニアのMarc Janousekが、固定子の歯の力と回転子のトルク変動のマップを計算するワークフローをご紹介します。
電動モーターの要件または完成形状に基づいて、電磁シミュレーションの設定を完全自動化により行い、その結果からAVL EXCITE™ Mの入力データを作成します。ウェビナーでは、計算の進め方や細部がさまざまに異なるEXCITE Mのe-モータージョイントに利用できる入力データの種類についてご説明します。
主なトピックとポイント
• AVL COMPOSE™でe-モーターの電磁シミュレーションを作成する自動ワークフローの紹介
• AVL EXCITE™ Mで、詳細度が異なる(偏心の有無など)で3Dマルチボディシミュレーション向け入力データの生成
• AVL IMPRESS™ Mにおける電磁励起の解析