バッテリーに命を吹き込む リチウムイオンバッテリーは温度に左右されやすく、これは温度がバッテリーの性能、耐用年数、充電挙動などに影響することを意味します。特に、過熱は安全上のリスクに直結するため、車両用バッテリーを開発する際にはこの特性を考慮しなければなりません。
そのため、周囲温度の上昇と運用による温度上昇の両方に適した冷却コンセプトを選択しなければなりません。
温度が0°C未満に低下した場合、BMS(バッテリーマネジメントシステム)は、この温度低下だけでなく、発生し得る深放電にも対応しなければなりません。温度低下と深放電どちらもバッテリーに取り返しのつかないダメージを与え、容量の減少につながります。
バーチャルツインを利用すれば、さまざまなコンセプトを迅速に作成・比較できます。個々のコンポーネントあるいは大型ユニットであっても、まさにそのイメージを作り出すことで初期設定について早い段階に、そしてとりわけ事実に基づいて意思決定できます。
Batemoでは、一般的なバッテリーセルのバーチャルツインを作成し、バッテリーシステム開発を支援しています。AVLとの提携がなければ、電極構成からセル設計、電池パック開発や妥当性確認試験や運用中のソリューションに至るまでのバッテリーシステムに関するプロセス全体でBatemoの顧客をサポートできません。
- Batemo社 最高経営責任者 Jan Richter博士