製品

AVL Micro Soot Sensor 2™

限界を超えた基準

内燃機関の排気ガス中の過渡煤煙測定に向けた新基準

動画ファイル

排出ガス規制や市場要件の強化に伴い、燃焼・排気後処理システムを最適化する業務もますます複雑になっています。排出ガス中の煤煙含有量は、燃焼性や粒子フィルター性能を示す重要な指標です。この指標を解析することで、完成車メーカーはよりクリーンなエンジンを開発することができます。

排出ガス規制値が継続的に引き下げられ、グローバルでRDE(実路走行試験)への注目が集まっていることで、非常に複雑な排気後処理システムレイアウトの開発の負担が増しています。 燃焼最適化や排気後処理システム開発などの重要なタスクでは、最高水準の精度によるデータ測定が求められます。煤煙は燃焼性の重要な指標であり、一般的に粒子状物質の排出の主な要因であり、開発タスクの指標は排出ガス中の煤煙含有量または粒子フィルターの煤煙含有量となります。従って、煤煙はディーゼル(DPF)またはガソリン粒子フィルター(GPF)のシステム効率性評価における重要なパラメーターであるだけでなく、煤煙負荷モデルの策定や検証における主要な手段でもあります。

MSS2

頑丈かつ堅牢

AVL Micro Soot Sensor 2は、車載用に設計された、次世代の過渡煤煙測定を行う業界標準デバイスです。光音響測定原理が採用され、他の排出ガス成分との交差感度を排除して煤煙質量濃度を測定します。この指標は、エンジンテストベンチ、シャーシダイナモメーター、路上などのさまざまな試験環境における、エンジン開発プロセス全体で使用されます。

IP34規格を満たす堅牢な設計により、-10°Cから45°Cまでの温度や最高高度5,000 m(オプションのポンプユニットを使用する場合)での過酷な試験条件に対応します。改良されたシステムダイナミクスにより、この先進煤煙測定器は、DPFおよびGPF向けフィルター負荷モデル開発のための精度向上を確保します。

技術データ  

センサー原理

光音響の測定原理
測定範囲 0.001 – 150 mg/m³
表示解像度 0.01 μg/m³
煤煙検出の限界 1 μg/m³
希釈度(DR) 2から20まで調整可能
動作温度 -10~+45°C(オプションがある場合、–30°C)
動作高度

最高3,000 m(オプションのポンプモジュールがある場合、5,000 m

 

MSS2 on board
高水準の動的試験

RDEの限界を越えた過酷な条件下での非常に動的な路上試験に向けて最適化されています。

最大限の簡素化

非常にコンパクトな寸法と包括的な実装コンセプトにより、軽量で容易な設置が可能です。

接続性

INCAとの情報通信や高速なデータ転送を実現するCANインターフェース

オンボード測定用に設計

画期的な交換式センサーユニット設計を採用しているため、工具は不要です。引き出しモジュールを介してあらゆるメンテナンスの関連部品の使用が可能です。

さまざまな用途に対応

  • GDIコールドスタート用途向けの測定範囲を拡大
  • 3,000 mまでの高度測定に向けて空力性能を改良
  • 動作温度範囲を拡大
  • 高度な動的試験の操作に向けてシステムダイナミクスを改良

互換性

M.O.V.E iSおよびiXプラットフォームへのシームレスなシステム統合を実現する完全な互換性を備えています。 Isofix取付プレートと既存のM.O.V.E取付オプションおよびM.O.V.E Gas PEMS iS Design Hoodとの互換性もあります。

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AVL Smoke Meter

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