AVL Micro Soot Sensor 2は、車載用に設計された、次世代の過渡煤煙測定を行う業界標準デバイスです。光音響測定原理が採用され、他の排出ガス成分との交差感度を排除して煤煙質量濃度を測定します。この指標は、エンジンテストベンチ、シャーシダイナモメーター、路上などのさまざまな試験環境における、エンジン開発プロセス全体で使用されます。
IP34規格を満たす堅牢な設計により、-10°Cから45°Cまでの温度や最高高度5,000 m(オプションのポンプユニットを使用する場合)での過酷な試験条件に対応します。改良されたシステムダイナミクスにより、この先進煤煙測定器は、DPFおよびGPF向けフィルター負荷モデル開発のための精度向上を確保します。
技術データ | |
センサー原理 |
光音響の測定原理 |
測定範囲 | 0.001 – 150 mg/m³ |
表示解像度 | 0.01 μg/m³ |
煤煙検出の限界 | 1 μg/m³ |
希釈度(DR) | 2から20まで調整可能 |
動作温度 | -10~+45°C(オプションがある場合、–30°C) |
動作高度 |
最高3,000 m(オプションのポンプモジュールがある場合、5,000 m |
オンボード測定用に設計
画期的な交換式センサーユニット設計を採用しているため、工具は不要です。引き出しモジュールを介してあらゆるメンテナンスの関連部品の使用が可能です。
さまざまな用途に対応
- GDIコールドスタート用途向けの測定範囲を拡大
- 3,000 mまでの高度測定に向けて空力性能を改良
- 動作温度範囲を拡大
- 高度な動的試験の操作に向けてシステムダイナミクスを改良
互換性
M.O.V.E iSおよびiXプラットフォームへのシームレスなシステム統合を実現する完全な互換性を備えています。 Isofix取付プレートと既存のM.O.V.E取付オプションおよびM.O.V.E Gas PEMS iS Design Hoodとの互換性もあります。