H2Dは燃料電池用途向けに2つの吸気口を搭載できます。そのうちの1つは、個別の陽極測定が可能な、高圧低消費型の吸気口です。
このシステムのサンプルレートは10 Hzであり、応答時間は高速(主要吸気口については、t90 ≤ 200 ms)です。これは燃料電池開発に不可欠です。
オプションで、N2、O2、H2O、およびCO2 (H2D +)などの追加成分を測定できます。
試験セルでは、H2Dは、AMA SL、AMA i 60またはSESAM i60 FTなどのAVL排出ガス測定システムにシームレスに接続でき、自動化システムに対する唯一の共通インターフェースで制御されます。スタンドアロンの機器としても使用することができます。
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ICE試験向けH2D
H2D ICEモデルは、フィルターおよび水分除去用冷却器を使用する内燃機関向けの水素の測定、または冷却器を使用しない特殊H2の測定を行います。AVL SESAM i60 FTと組み合わせると、高速のH2測定も可能です。
燃料電池試験向けH2D
H2D FCモデルは、車両テールパイプまたは燃料電池の陰極側に高速サンプリング吸気口を備えた燃料電池のアプリケーションに向けた水素の測定します。同様に、燃料電池の陽極側に独立した高圧・低消費型吸気口を備えた燃料電池のアプリケーションに向けた水素測定を実施します。
ICEおよび燃料電池試験向けH2D +
H2D +モデルは、水素測定に加えて、サンプル吸気口が1つの内燃機関用またはサンプル吸気口が2つの燃料電池用のいずれかに対して、窒素(N2)、酸素(O2)、水(H2O)、二酸化炭素(CO2)の測定を実施します。