AVL FLOWSONIX Airは、吸気質量流量を高い精度により、高い減少比率、高速な応答時間をもって測定します。測定ヘッド、評価ユニット、短い吸気・排気パイプのコンポーネントで構成されており、これらのコンポーネントは、エンジンへの影響を極力抑えるように設計されています。測定システムではわずかな圧力降下しか発生しないため、エンジンへの影響はごくわずかです。
また、柔軟な設計により、あらゆるエンジンタイプにも素早く簡単に取り付けられます。測定範囲が1:70と広く設定されているため、2種類のパイプ直径で軽量用途と大型用途に対応できます。
技術データ | ユニット |
測定範囲 |
0(± 20) … 1,400(LDバージョン)kg/h |
測定不確実性 | <± 1 % of reading |
再現性 | 0.25 % of reading |
気温 | – 20…+ 80 °C(結露なし) |
湿度 | 最高85 %(相対湿度) |
最大動作圧 | 60 kPa … 160 kPa |
1台のデバイスであらゆる用途に対応
AVL FLOWSONIX Airの設計により、幅広い用途に対応できます。2種類の測定管で研究・開発テストベンチから耐久テストベンチ、希釈空気測定、ターボチャージャーの特性評価、さらにはブレーキエミッションまで対応します。
質量流量の直接出力
AVL FLOWSONIX Airは、質量流量の直接出力が可能です。また、使用可能な(標準的な)体積流量の変換は不要であるため、データ後処理で発生するエラーを大幅に削減します。
被試験ユニットへの影響なし
AVL FLOWSONIX Airの機械設計は、圧力降下を最小限に抑制することで、最高品質の測定結果を提供することに重点を置いています。さらに、圧力降下を非常に少なく抑えることで、被試験ユニットに目立った影響を与えずに測定できます。
エンジン挙動に関する詳細な解析データ表示
AVL FLOWSONIX Airは、双方向でも1 kHzという高い時間分解能で流量測定を実施できるため、脈動が激しい気流条件でもエンジン挙動を詳細に把握できます。
Solution Sheet AVL FLOWSONIX AIR
Fast and bidirectional measurement of intake air mass flow.