エンジニアリング

バッテリーモジュールとパック

開発の成功と完全な統合

コンセプトから量産開始、導入後まで、バッテリー開発工程全体を通して包括的なエンジニアリングサービスをご提供：新しいバッテリーや派生モデルのエンジニアリングから、役割と責任が定義された技術サプライヤー管理まで、持続可能で安全かつコスト効率が高い量産の立ち上げをサポート

お問い合わせ

AVLは、バッテリーモジュールとバッテリーパックの開発における、お客様の強力なパートナーです。私たちは、産業化だけでなく、構想から開発、検証までをカバーしており、世界各地の拠点で、地元のお客様に寄り添った車両統合に対応できます。

車両向けバッテリーの量産で、課題を抱えている企業はは少なくありません。AVLは「量産に向けたイノベーション」のアプローチを取り、包括的なサービスを提供しています。新しいバッテリーや派生モデルのエンジニアリングに加えて、役割と責任が定義された技術サプライヤー管理を含めて、持続可能で安全かつコスト効率が高い量産の立ち上げをサポートします。

エネルギー密度とセキュリティ対策、サステナビリティへの取り組みは増加傾向

今日では、ますます多くの車両プログラムがプラットフォームソリューションに基づいて開発されており、モジュールレベルでは軽量化や部品数の削減、ならびに設置とサービス、リサイクルの簡素化を進めています。このような環境において、AVLのモデルベース開発は、可能な限り高水準のエネルギー密度と少ない単位コストと生産コストを組み合わせた理想的なソリューションを提供します。

バッテリーシステムのコンポーネント数の削減

セルからパック、またはセルからシャーシの統合ソリューションにより、コンポーネント数は効果的に削減できます。これは、パワートレイン全体の電動化についても当てはまります。材料使用量の削減は、コスト構造に影響を与えるだけでなく、設置と再利用にかかる利益を改善します。

サプライチェーン管理の改善

通常、二酸化炭素排出量が少なく、革新的な機能を持つバッテリーコンポートネントには、新しい生産工程が必要になり、拡張性も要求されます。このため、多くの事業者にとって、独自のサプライチェーン、循環型サプライチェーン、ならびに廃棄工程を構築することは一層困難になっています。

新しいCO₂ガイドライン

バッテリーは、ライフサイクルアセスメント（LCA）に二酸化炭素排出量を記載することが法律で義務付けられています。そのため、生産時の正確な測定とサプライヤーの評価が求められ、リサイクル品である原材料も考慮しなければなりません。

迅速な技術サイクル

バッテリー技術革新が加速しているため、イノベーションを量産可能で機能的な工業デザイン製品にイノベーションを移転する必要があります。

BEV Propulsion System in AVL Sedan - Top View

車両全体からバッテリーセルまでの専門知識

AVLでは、車両バッテリーシステムの包括的で継続的なベンチマークプログラムを取り入れており、最新のモジュール技術やパック技術の理解が深まるとともに、いわゆるVプロセスの切り替えが可能になりました。統合と検証は、製品設計とコンポーネント調達、要件の仕様と密接に関連しています。

車両用バッテリーシステムの継続的ベンチマークプログラム
すぐに利用できるレポートと試験データ、ワークショップ
年4台の新型車両：低価格帯のモデルからハイエンドのxEVまで
主要な参照特性：パフォーマンス、セキュリティ、効率性、運用上の信頼性、コスト、生産性、サービスの利用しやすさ、および技術要件など

モジュールおよびパックソリューションのメリット

標準化されたコンセプト開発

AVLのコンセプト開発の手法は、これまで市場で高い評価を得てきました。アイデアから実用的ソリューションまでを網羅して、迅速な立ち上げと時間効率に優れた実行を実現します。

市場に関する詳細な専門知識

AVLの車両イノベーション向けベンチマークプログラムと、お客様のプロジェクトを核に協業する多数のパートナー企業のおかげで、AVLの研究・開発部門はバッテリー市場に集中的に注力することができます。そのため、お客様に総合的な情報のベースをご提供することができます。

バッテリーシリーズの効率的な開発

早期のリスク評価とシミュレーションを活用した手法により、プリプロダクションから派生モデルまで確実に開発を支援して、初期のアイデアから量産開始までにかかるコストと時間を削減できます。

8週間で目標を達成

バッテリーモジュールおよびバッテリーパックのコンセプト開発向けに標準化されたAVLの工程により、厳しい時間的な制約があってもプロジェクトに優位性をもたらします。アイデアから量産対応のメインストリームとなるコンセプトソリューションまで、わずか8週間で完成します。さまざまなバッテリー用途に関するAVLの専門知識がすべて含まれています。