バッテリーセルにおける電気化学の急速な進歩と比べ、形式や筐体形状はこの20年間ほとんど変化していません。しかし、近年の新たな開発によりこうした側面は注目を集めるようになりました。機能統合のキャパシティの観点からも極めて重要であり、革新的なセルからパック、あるいはセルからシャーシへの実装を設計する上で中心的な課題の1つとなっています。
最適化されたパフォーマンス
低コストと高い充電容量を維持しながら、エネルギー密度を高めます。
機能と耐用年数
電気・熱・機械に関するシミュレーションにより、セルと電極スタックの機能改善と長寿命化を図っています。
熱安全性
セル熱暴走の防止、換気方向性の確保、ブレークポイントの監視を行う新たな設計を行っています。
AVLの開発サービスおよび専門性の高いコンサルティングサービスは、バッテリーセル分野における研究と解析に基づいています。
- CADモデリング：従来型から「タブレス」まで多様な設計
- システム統合：機械・熱
- 電気化学・電熱解析
- 劣化解析：SEI形成、粒子亀裂形成など
- 機械的解析膨張およびブリージング、破壊および粉砕など
- 熱暴走解析：伝播時間、圧力上昇、熱伝達など
パラメトリックセルの設計
AVLは、各種設計における出力・エネルギーセルの精密なCADモデルを開発しています。システムレベルで定義されたパフォーマンス目標に沿って、機械・熱的統合の容量と拡張性に関してCAD設計図を最適化します。
モデリングと解析
私たちのバッテリーセルの電気化学的解析は、最新世代の電気化学モデルに基づいています。電熱解析には等価回路モデル（RCモデル）を使用していて、摩耗および劣化のプロセスのモデル化に向けて、特に不可逆リチウムめっきのモデル化に使用可能な劣化モデルとなっています。
セルシミュレーション
非常に高度なシミュレーションを使用して、形式と筐体形状がバッテリーセルの性能および耐用年数に及ぼす影響を評価しています。仮想モデルの活用により差異を迅速に特定・評価して、この評価に基づいて適切な冷却コンセプトを開発、望ましい性能と耐用年数の目標を確実に達成します。
AVLのパラメトリックセル設計により、モジュラーセルからシャーシへのバッテリー統合に新たな可能性が開けました。このソリューションが、コスト構造や社内の製造戦略に与えるポジティブな影響を再認識しました。
– お客様の声
関連トピック
AVLは、常に新たなソリューションに取り組んでいます。以下からご関心のある内容をご覧いただけます。
AVLは、技術の進歩を牽引しています。お客様それぞれの要件に基づいて、あらゆる車種に合わせたバッテリーソリューションを開発しています。コスト目標を達成し、市場投入までの時間を最小化することがAVLの目標です。AVLは、イノベーションから量産向けプロセス開発まで、開発のあらゆる側面に対応しています。
AVLは、バッテリー試験の領域で、試験システム一式とスタンドアロンの機器、ターンキー試験ラボを提供しています。
AVL simulation software and methods enable fast and efficient development of no-propagation battery designs, structural cell integration, thermal systems for rapid charging, and many other solutions.
バッテリーと電動パワートレイン、燃料電池システムの試験に向けて、クラス最高水準の測定・制御精度と優れた動的パフォーマンスを実現
